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ACCORD CASE

某楽器店の紹介で、ACCORD社の宣伝を仰せつかりました。
写真のような宣伝シールが貼られたケースを持って歩くのです。

買ったら高いですからね。これはラッキーです。有り難く使わせて頂いております。

ACCORD CASEにも様々なラインナップがあって、これは一番安いシリーズですね。

この状態からクロアチアの職人さんが手作業でヤスリがけをして磨いて磨いて軽量化すると、良く見るヘビ柄のACCORD CASEになります。そりゃ高いですよね。

宣伝屋としては不適切な発言ですが、軽ければ軽いほど中身の安全性は落ちます。

値段、安全性、重量の3点から見て(人によってどこに価値を見いだすか分かれる所ですね)、ACCORDを使うならこのくらいのランクが一番オススメです。


SUPER LIGHT CASE

昔はmade in chinaでしたが、今はmade in koreaのようです。

現行型になってからは正規輸入されるようになり、YAMAHAなどでも手に入るようになりました。その代わり1万円台では買えなくなりましたね。4,5万はしますが、それでも他に比べればかなり安い!現行型からはキャスターが付きました。たま?に便利です。

SUPER LIGHTの素晴らしい所は
・安い!
・値段の割りに比較的軽い。(BRACK CASEとほぼ同じ)
・発泡スチロールなので、温度・湿度の過酷な状況から楽器を守ってくれるし、ショックもケースが受け止めてくれる。
・否応なく背中に背負う事になるので、体には優しい。

デメリットは
・見た目が恥ずかしい。
・背負うともっと恥ずかしい。
・ACCORDに比べると圧倒的に重い。
・発泡スチロールなので、鋭利な物で刺されるとあっさり貫通。(まだ刺された事は無いけれど。)

最後のデメリットも布のカバーとプラスティック板があるので、よほどの悪意ある事故で無い限り大丈夫な気がします。


エンドピンストッパー

たまにコンサートホールのくせにエンドピンを刺すと怒る会場があります。車道でブレーキ踏むなという位ナンセンスだと思うのですが・・・。愚痴ってもしょうがない。

他にも人様のお宅でリハーサルをする時、駅コンなどでエンドピンが刺さらない場所、などなど。困る場所はたくさんあるのです。

かといって嵩張る物は楽器だけで充分。ブラックホールに代表される市販品も数多くありますが、基本的に底面をゴムにしている為に楽器の響きを殺してしまう物ばかり。

やむなく自作したのがこれです。

これもまたコクタンです。紐は伸縮されると困るのでケプラー。パーカーの裾などで見かけるストッパーを使い、椅子の両足に固定します。

これでもやはり直接刺す方が大分良いですけどね。


Tuner

持ち歩きには少々大きめですが、アナログ針で計れるチューナーの中では最小ではないかと。一応ケースの最下段に収納可能です。


MUTE

またもや某楽器店の一点物。木部と革のミルフィーユ状態の超軽量ミュート。殆ど効かない所がお気に入り。

要するにミュート嫌いなんです。


METRONOME

WITTNER製の木製小型メトロノームです。とても柔らかい耳に心地よい音です。チェロケースに常に入ってます。

友人宅で練習していた時に
「良い音だねぇ・・・。そのメトロノーム。」

ちょっとショックでした。






STRING

色々な弦がありますが、楽器のコンディションが正常ならば各弦のテンションは均一であるべきです。当然弦のメーカーはそれぞれのブランドでテンションを揃えて出しています。弾き手の都合から言うと少々つらい面もあるかもしれませんが、やはり楽器と音楽の為には同じブランドの同じテンションの物で揃えるべきでしょう。

各弦のブランドには概ね3種類くらいのテンションが用意されています。

FORTEなどのハイテンションな物、MEDIUM・MITTELなどノーマルテンションの物、SOFT・VEICHなどのローテンションの物。

ハイテンションの物は振幅が少なく、弦を捉えやすいし硬く強い音が出ます。
逆にローテンションの物は振幅が大きいので、弦を捉えにくく強く張った音は出にくいです。当たり前ですが、振幅が大きい方が響きの量も多いし、表現の幅も広くなるのです。

僕は概ねローテンションの物を使っています。

とっても一般的でない僕の好みの弦を紹介しましょう。

Thomastik/SPIROCORE、Thomastik/SeilSeiten、Thomastik/Dominant、PIRASTRO/Gold、PIRASTRO/Chordaなどが僕が主に使う弦です。

スチール弦のSPIROCORE・SEIL、ナイロンガットのDominantは普段の仕事で使っています。最近は専らDominantですね。

巻きガットのGoldは均整のとれた面白い弦ですが、張ったり外したりすると巻きが駄目になる危険が高いです。虎の子一台で頑張っている僕としては諦めるしかありません。

上2本が裸ガットのChordaはさらに面白く、危険な弦です。でもOFFの間はこの弦で練習しておくと右手の軌道修正、接点の絞り込みなど、とても自分の為になる弦です。